秋田県大館市 山城屋「魚介豚骨チャーシューメン 塩 大盛り」


山城屋

気持ちよく晴れたお昼前に訪れたのは、線路のすぐ近くに店舗を構える山城屋さん。

午前のうちに半ば無理矢理ひと仕事を片付け、午後休を作っての訪問。道中のワクワクはこの後の釣行を凌駕してしまうほどでした。
前回訪問からずっと想い続けていた「魚介豚骨 塩」を食せるという期待感に胸が躍った。
(こーれーぐすと紅しょうがも付けちゃって、チャーシューも増しちゃおうか?ガーリックライス…いや初の塩だから大盛りに…)
など、訪問前日にオーダーを考えていた時間が楽しかった。

入店

入り口に一番近いカウンターへ着席。
幼き頃に押入れの中で遊ぶのが好きだったタイプにとってタマらない狭さが最高な一等席。

ノーマルの魚介豚骨+ガーリックライスの組み合わせは定番中の定番だが…今回はブレずに塩を大盛りで頂くことに。

卓上調味料類、いずれも清潔に保たれています。
こういった小さな所から仕事に対する熱意や真摯さ、丁寧さを感じられる。

通常の魚介豚骨とは違い、具材にお麩とアオサ。
味や麺の茹で加減についてカスタムは無しのノーマル仕様で注文しました。
初食である魚介豚骨 塩 へ自分なりの敬意(単なる言い忘れ)。

さてどんなお味かと、スープを一口。

「優しい」という言葉をスープ状にしたらこうなるのかも、と。
味は薄いと感じることは無く、むしろ塩だからこそ出汁の味が際立っている。満足度が高い。
煮干しと豚骨それぞれがしっかりはっきりと主張しているが、互いが互いを引き立てあっていることで極まっていると感じました。
そして円やか。筆者がラーメンにおいて重視する「バランス」の表れだと思う。

正直に言いますが、初めて食べた時は筆者の嗜好に合わなかったこの麺ですが…食べ重ねるごとに好きになり今や大好物となってしまった。
この麺無くして山城屋は語れぬ、とお思いの方はきっと少なくないだろう。

山城屋を語る上での要である「チャーシュー」。
個人的チャーシューランキング1位です。

極上のスープ・麺・チャーシューが半分ほど残っているうちに「紅しょうが&こーれーぐす」を投入。

こーれーぐすは初めて味わう調味料なのでレンゲにほんの少し垂らし味を見てみた。
想像よりやや辛みは弱いものの舌先にピリリと刺激。一瞬ではあるが米焼酎を思わせるような泡盛の上品な香りが鼻に抜けたようなそんな感じ。
この分ならそこそこの量を入れても良さそうだなと、大さじ1杯分弱を回しかけて攪拌し麺を一啜り。
辛味と紅しょうがのアクセントが食を加速させる。

免罪符的にスープのチョイ残し。

ご馳走様でした。
極上の一杯を食べることができる店舗と同じ町で暮らせているという事は、正しく幸せ。


お店の情報

  • 所在地 :秋田県大館市早口上野85−1
  • 営業時間:平日    11:00~14:30 
         土日祝祭日 10:30~14:30
  • 定休日 :月曜日
  • 電話  :0186542238
  • SNS :https://www.instagram.com/yama.yama1115/ 

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