こんにちは。2杯目からのビールがあまり好きじゃない元釣具店員フク郎です。
釣り人の誰もが経験するであろう、ロッドのトラブルについて詳しく説明します。
ロッド種別で対応が少々変わるので、その辺を良く読んでもらえたらもしもの時のためになると思います。
釣り竿の用語解説ページもご用意してますので、併せてどうぞ。
1ピースロッド(継ぎ目の無い1本物の釣り竿)
折れてしまったワンピースロッドは、基本的に繋ぐことは不可能。
保証期間内であれば新品と交換も可能です。詳細はこの記事の下部あたりに書いてます。
チューブラーロッド(竿の内部が中空)であれば、中間からバットにかけてあたりが折れた場合に限り、芯材を利用しての修理は可能な場合もあります。
この修理を請け負う釣具店や専門店もありますが、破損個所がティップ(先端)に近づくにつれて芯材を使った修理は難しい、又は不可能となりますのでご注意を。
トップガイド付近で折れていたりガイドが壊れているだけであれば、その箇所に新たにトップガイドを取り付けるという応急的修理がオススメ。
ガイド単品を店頭販売している小売店ならば、部品代+手数料での修理を請け負ってくれると思います。
トップガイド修理・取付はフク郎の場合年間で50件ほど対応したかな。数えたことないから分からん。
スレッドを巻き、ウレタン樹脂で綺麗に仕上げる修理もヒマな時期のごく一部で行なってました。
ガイド取付のみ=ガイドの部品代+手数料で500~2,000円ほど
ガイド取付&スレッド仕上げ=1,500~3,000円ほど
トップ以外のガイド取付については、大抵はメーカーのアフターサービス行きになると思います。
釣り場で応急処置的に修理できるキットも販売されてるから、タックルボックスに常備しておけばすぐに釣り再開できちゃいます。これ結構売れてました。富士工業のロッドリペアキットという商品です。
※これらのキットに付属している接着剤「ホットグルー」は、炎の熱で溶かして使用します。
2ピース~マルチピースのロッド
折れたセクションを部品として取り寄せることができるので、元通りに直せます!
注意点がいくつかありますので、カンタンに説明します。
注1:入手まで時間がかかる
釣具店で注文しメーカーからの取り寄せになります。地域により納期が大きく変わりますが、概ね早くて4日~7日ほどで注文した店舗へ届くはずだ。
さらにメーカー在庫が切れていれば生産上がり待ち。
数年前まではグローブライド(ダイワ)やシマノは「お急ぎ便」的な有料オプションも存在してましたが、現在はどうだろう。もうやってないかも?調べたが出てこない。
ちなみにグローブライド製品のアフターサービスは、スポーツライフプラネッツ(略してSLP)という会社が行なっており、パーツの直販も行なってます。
注2:パーツは全て定価販売
ロッド・リールの部品は値引き一切無し!
クーポン券や値引き券等も使用不可としている店がほとんどだと思います。
そもそも部品の値段は高いのだ。
メーカー希望小売価格18,000円のセフィアBB S80MLを例に話そう。
2割引きの15,400円+税で販売してる小売店が多いと思う。ネット購入ならばもっと安く買えるだろう。
このロッドの#2(グリップ側)が折れてしまったとする。
買った値段の半額である8,000円くらいか、まあ高くても9千円くらいでしょ?と思いたくなるのが人情というもの。でも実際は10,400円+税。
逆にティップ側はちょっぴり安い8,570円だけど、これでも購入価格からするとかなり割高感がある。
メーカーや機種で価格設定は変わりますが、パーツ類は割高になることを留意しておかねばなるまい。
注3:ご注文はお間違い無く
グリップの少し上やセパレート部に商品コードがプリントされていますので、注文する際にはこのコードをスタッフへ伝えれば間違い無し。
できれば折れたロッドを破損部も含め全てを持参し、電話ではなく店頭で注文するのが一番。
電話で受けるパーツ注文は面倒事の多いこと…。↓の記事読んでみてね!
本当にあった釣具店トラブル 電話で受けたパーツ注文準備中
テレスコピックロッド(振り出し竿)
コンパクトにたたまれた状態からニョキニョキと伸ばしてジャキーン!
釣りに馴染みの薄い人がイメージする釣り竿といったらコレではないでしょうか。
磯竿や投げ竿、ノベ竿に多い構造で、一部ルアーロッドにも規格があります。
このテレスコピックロッド、ティップの破損なら修理が簡単なのだが
#2~グリップまでにかけての中間セクションが折れた場合は少し厄介。
ほぼ全てのテレスコピックロッドは、ガイドが各セクション先端に接着剤で固定されているので、店頭では修理できないことがある。
ちょっと強引な外し方も無くはないけど、あまりにもリスキー。
ブランクスを高確率で傷めるのでフク郎はもれなくアフターサービス送りで承ってました。
どうしてもというお客さんにはリスクと補償できない旨を説明した上で対応したけどね。
部品の取り寄せも可能だけど、自分でやるとなるとなかなか大変な作業。
釣具店へ依頼しても結局は手数料が発生するんだし、急ぐ理由が無ければテレスコピックロッドの修理はメーカーへ丸投げしてしまおう。
ロッドの保証書について
「ワンピースロッドは新品交換、その他のロッドはパーツ交換を期限内なら1度だけ安く提供しますよー」
これがロッドの保証書の内容です。
定価2万円から上の物に付属してることが多いです。
メジャークラフトや一部のメーカーは1万円ほどのロッドにも付けてたりします。
ネット購入ロッドの保証書が白紙だった
販売店の捺印が無く日付も未記入の保証書は無効です。どの釣具店も絶対に受け付けません。
今では少ないとは思うけど、数年前は捺印や記入無しのまま発送するお店が結構あった。
実際、「折れたから保証書使いたいです」と持ってきた保証書が白紙だったってお客さんは結構いた。日常茶飯事。その度に
「ネット購入品でしたら、商品購入の明細ページを印刷して持ってきてもらえば大丈夫ですよ」と案内してました。
購入明細ページをあらかじめ印刷しておき、保証書と一緒に保管しておくのがオススメです。
有効期限
大抵のロッドは購入した日から1年以内を保証期間としています。
パームスのロッドはなんと3年!
高級ロッドの中には永久保証があるものも。フク郎にゃー縁の無いロッドだね。( ˙σー˙ )
免責金額
規定はメーカーや機種により差はあるんだけど
「1ヶ所1回限り 修理または部品交換 〇,〇〇〇円」と、このように書いてあるはず。
高額な部品でも保証書を使えば〇,〇〇〇円で修理または部品交換できるという内容ね。
※大型のトルザイトやAGSガイド等の高額パーツ修理交換について
修理で預けた後に「パーツ代金は保証書免責金額で構わないが、別途工賃を頂戴いたします」というメーカーからの見積もり連絡が来る場合がある。
まあ稀なケースだけど、高級ロッドのガイド修理を依頼する際には店員にちゃんと聞いといた方が良い。
保証書を使う場合は、破損した部品とロッドの全てを持参しましょう
パーツを安く買えるとは言っても無条件ではない。
破損パーツと新パーツを「交換」する形でなければ保証書は使用できないんです。
実際は折れてないのに安くパーツを入手しようとするヤカラへの悪用対策ですね。
折れた拍子に飛んでっちゃって回収不能など、正当な理由であればスタッフへその旨を説明すれば問題ナシ。
手元に残っている破損パーツさえあれば断られることはありませんので大丈夫です。
ただし、継ぎが緩んでてキャスト時に遥か彼方へ飛ばしてしまった時には、残念ですが潔く諦めましょう(´;ω;`)
まとめ
- ティップ(先端)付近の破損は応急修理が可能
- 修理や部品注文は釣具小売店を頼ろう
- ネットで購入した保証書付き商品は明細ページを印刷しておく
釣具の故障はできれば一生縁の無いままでいたいトラブル。
でもロッドを振っていれば誰にでもいつか訪れること。
そんな時にこの記事が役立ててもらえたら幸いです。
では!
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