こんにちは、ふく郎です。
行ってきました津軽へと。
弘前市での所用ついでにと目星を付けておいた未訪店。さっさと用事を済ませるつもりがなぜか先にお店に到着。
つけ蕎麦 津桜

青森県弘前市「つけ蕎麦 津桜」
ラーメン屋さんの店名としてはなかなかに渋い。ROCKを感じます。
「お蕎麦屋さん」として入ってしまいそうな和をグイグイ感じさせる看板がとても素敵です。
いざ入店
とにかく腹に麺をブチ込まねばならぬ。
足取り軽く入店し、入り口入ってすぐ右にある券売機を前にし財布をゴソゴソするが硬貨が足りない。
背後で待ち構えていたイケメン店員さんへ万券両替を依頼。
お陰様で無事に北里柴三郎と野口英世の両氏を投入し、迷わず左上の「濃厚魚介豚骨つけ蕎麦」「特盛」ボタンを押す。
だし水つけ蕎麦も気になってたけど、やはり初めてのお店では看板メニューから食したいですよね。

清潔感はバツグン。
店員さんの接客も良しで、満悦の極みです。

お冷が青い。エリクサーっぽい。

オシャンティなティッシュ。
補充するティシューも縦長なのかな?と興味が湧いた。

卓上調味料の種類は盛り沢山でワタクシも含め皆が大歓喜。

紙エプロン氏も常駐してる。
「汁跳ねは俺が止める、その隙に啜れ」
熱い奴だ。

記事後半で大活躍となる割スープ。
各種調味料等も含めてこういった静かなサービスから、お店の善き心遣いを感じます。

オーダー品が到着するまでの間、食欲を高めるための儀式が始まる。

煮干し粉を擦り擦り。懸命に擦ること10分弱、お待ちかねの実食タイムが開幕となる。
濃厚魚介豚骨つけ蕎麦(特盛)

濃厚魚介豚骨つけ蕎麦(特盛)
うどん並みの太さの麺。美しく線を整えられ鎮座。
画像だと伝わりにくいけど、この食器は結構な深さだった。見た目以上のボリュームがある。
某コンビニのような上げ底詐欺の真逆を行く、この時勢にありがたい、言わば「下げ底」。
筆者が下調べで見た画像もまさにこれと同じで、下げ底詐欺被害者となってしまった。
たくさん食べられる喜びを感じつつも、お残しをしてしまう不安も頭をよぎる。

つけ汁は熱々で提供。見ただけで伝わるドロドロ感、濃厚魚介豚骨の名に偽り無し。


前座的な存在である塩&レモン。
まずはお塩でというオススメの食し方でまずは一口。
これは!!コシの凄いうどん麺!小麦の香りが塩で際立ち、レモンを絞りかけるとこれまた爽やか。
塩とレモンで普通に一食分食べられそうな美味さ。

次はつけ汁でいただいてみる。半分ほど付ける「半つけ」を推奨しているようだ。
この太い麺に絡みついて離れない粘度の高いお汁は、独特な味。
津桜ではまだコレしか知らないから偉そうには言えないのだが、好みが分かれそうな味だと思った。
ファーストインプレッションとしては煮干し、それに続き塩味と甘みが付いてくるような。
ワタクシは専門家じゃないし、そもそもバカ舌なので出汁がどうのこうの分かりませんが、とても美味いことだけは確か。
少々塩っぱいが、美味い。
ウマウマと食べ進めるが、具無しでこれはちょいとコスパ悪いんでは?いやいやそんなことはないだろうと探りを入れると


魚介豚骨沼からのサルベージに成功。生きとったんかワレ!
チャーシューは提供前に炙っているようで、口に入れた瞬間に広がる薫りが食欲をアクセラレーション。
7~8mmほどはあろうかという極厚っぷりで食べ応えはありつつも、無理なく嚙み切れる柔らかさ。
薄めの味付けで、塩味の高いつけ汁と見事に調和を果たしていた。
シャクッ、コリッという歯触りの良いメンマは6×4くらいの幅広カットがとても特徴的だ。
これまた食べやすい薄めの味付けで、その辺で売っている薬品臭のする安物のソレとは世界線が違っているだろう。
しかしだ、そういったお安いメンマもシチュエーションによっては美味く感じるこの世の七不思議。
ミスター鳥頭と呼ばれるほど物覚えの悪いワタクシは6割ほど食べた後に儀式に用いた魚粉を思い出した。

煮干し粉。
美味しくなーれと願いを込めて擦りに擦った魔法の粉である。
ねるねるねるねと同じ理論。
入れたことでより煮干し感が増した。
言葉通り、そのまま。
香りが立ち、より美味しくなった。

味見もせず勢いでミニスプーン5杯を投入した「生七味」。
これが大正解!
つけ汁に存在する全ての旨味を際立たせてくれたようなそんな感じ。
バカ舌により分かり難かった豚骨感も朧気ながら輪郭が見え始め、遂にはこの一杯の真の姿が露になることと相成った。
トウガラシと相性の良い煮干しはもちろんポテンシャルを余すことなく発揮。
割スープの良い仕事っぷり
麺を食べ終わり、シメの儀に移る。

気持ち多めに注ぎ完成した魚介豚骨スープの美味さときたらもうね、
津桜さんごめんなさい、正直言うとコレがこの日一番美味しかった。驚愕の旨さ。
このスープでラーメン作ったら最高では?と思ってしまう大失礼人間ふく郎。
謝るけど反省はしていない。本当にそれほど美味かったのだから。
ごちそうさまでした
ご馳走様でございました。
食べきれないのではという不安も杞憂、ペロリといけました。
値段的には全体的に高めだけど、ふく郎的にはその価値アリアリのアリーヴェデルチ。
再訪した折には、色々なクチコミに「スープがぬるい」と書かれていた中華そばを食べてみたいですね。
どれだけぬるいのか気になるのもありますが、純粋に別メニューも気になるので。
次はいつになるか分かりませんが、こうして次の楽しみが増えるのが初訪問店の良い所。困ったものです。
お店の情報
- 所在地 :弘前市大字向外瀬字豊田230-5
- 営業時間: 10:00〜15:00
17:00〜20:00 - 定休日 : なし
- 電 話 : 0172-40-4077
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