一日中ずっと雨であった本日、執筆している19時13分現在も降り続いている。
朝イチから釣行意欲を削がれるこの天候、ならば普段できてないことをしておこうってことで
リールや趣味の品を並べている棚を片っ端から掃除していると、もう在庫が無いと思い込んでいたギター弦が出てきた。
これは良い暇つぶし!掃除がひと段落したところでギターの弦交換&ちょっとだけ念入りにメンテナンス。

Paul Reed Smith Custom22 10top Vintage Yellow 1996
若かりし頃に練習用として長らく愛用していたZO-3のチェリーサンバーストがこの世を去ったのが12年ほど前。
その後継を探し続けるもののしっくり来るギターに出会えないまま訪れた2018年3月、デジマートで見つけた1本がこの子。ほぼ一目惚れだった。
ボディトップ・バック共に小傷は多くフレットの減りもやや目立っていたとはいえ、このハッキリ出ている細かな杢目の美しさが一番の決め手となった。
当時の購入価格は送料込・税込で¥218,000。現在の楽器高騰からすると破格とも言える安さだったので最高の出会いだった。

トラスロッドカバーは社外品。海外の誰かが作った物を個人輸入し付け替えた。
さてまずはフレットボードの清掃・保湿から。

ノズルをどれだけゆっくり押してもビュッ!と勢い良く出てしまう容器に入ってるレモンオイル。二度と買わんからな…(ΘөΘ)
あと少しで使いきれそうなのだが、残念ながら今回では使いきれず。
コイツをフレットボードに塗りたくりウェスで清掃。

フレット直近の汚れは少し残ってるもののまあ今回はこのくらいで。
掃除後にまたレモンオイルを塗りたくってしばし放置。
PRSギターの最大の特徴とも言えるバードインレイが美しい。
PRSのギターは日本でも人気。
有名どころだと、Dragon Ash のKJやマキシマムザホルモンの亮くん、ワンオクのToruくんなんかが使ってるよね。
松本孝弘氏に熱中してた頃はGibsonしか見えてなかったが、年齢を重ねるにつれ杢目の美しいギターに心惹かれ始め、PRSに憧れを抱くようになってた。

弦を張る前にボディも磨いとく。
ピッカピカにね!


タマラン…(*´Д`)ハァハァ
古めのPRSに良く見られるトップコートの白濁がほとんど出ていないのは幸運と言って良いだろう。

約30年近くも前に製造された品とは思えないほどの艶。ツヤじゃなく「艶」。
ふく郎にとってギターの美しさは「妖艶」に近い意味を持つのだ。
おいらが死んだら棺桶に入れて一緒に燃やしてもらって、天国か地獄に持っていきたいくらい愛用してるんだけど、その時が来たら友人へ譲渡する約束をしてしまっている。
その友人が亡くなるか誰かに譲り渡すかで巡り巡って、コイツに出会った誰かが生涯を終える時にまた誰かへ受け継がれて…それを繰り返して最後にはゴミとして燃やされるフィナーレでも良い。
できるだけ永くこの世に存在してて欲しい、そんなことを幾度も考えた。ロマンよロマン( ˘⊖˘)

弦を張って作業は終わり。

ハイおつかれさん!
下手クソなおいらだけど死ぬまで付き合ってくれ。
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